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2010年6月掲載

	さがみはら環境まつり　参加企画その２
	写真展　環境　　撮影・安川源通足元の自然で小さな虫たちの生命を見た・開催期日　2010年６月25日（金）～７月７日（水）・会場　　　　相模原市立環境情報センター２階学習室前

“水俣”を見つめた眼が“さがみはら”を見て
　　　“さがみはら”にくらしているから見える“さがみはら”を撮る

津久井にくらす安川さんが水俣の写真に触発された眼で、さがみはらを撮影。小さい虫たちに視線を合わせた写真は、「水俣病の被害がもっとも弱いいのちから始まった」ということを連想させます。
「水俣」と私たちの街やくらしに繋がる展示となっています。

6月27日（日）の環境まつり当日は、バリアフリーを目指し、音声ガイドや立体コピーでみることもできます。

写真家の安川源通さんもいらっしゃいます。撮影したときのことを聞かれるかも?!

	さがみはら環境まつり　参加企画
	『わが街わが青春－石川さゆり水俣熱唱』バリアフリー（音声ガイド付き）上映会・開催期日　2010年６月27日（日）１４：３０より・会場　　　　相模原市立環境情報センター２階学習室　・入場料　　無料

“環境まつり”なのに、どうして“バリアフリー？”
　　　　環境を問うことは、誰とどうやって生きたいかを問うことと同じだから

「水俣」と出会うことでたどりついた音声サポートという共感のさぐりかた。
障がいの有無は、共感を妨げるものではないことを、２月の写真展で実感しました。

私だけが良ければいいという環境はありません。感じることも考えることも、環境を守っていくことも、この街の人たちとともにあることとつながっています。だから、バリアフリー。

それに、音声ガイドのある映画鑑賞は、もうひとつの映画鑑賞体験となるはずです。
２０１０年５月、私たち伝えるネットは音声サポート部会を立ち上げました。

写真展開催のとき、関連企画として上映した作品を再度上映します。

　　　　作品は．．．胎児性水俣病患者の青春んを刻む記録映画です！
　　　　監督　土本　典昭、製作　青林舎、１９７８年作品　４３分

	出前授業の報告６月２３日　愛知大学へ
	上の写真は愛知大学の出前授業の様子です。

　　　愛知大学　ボランティア活動論　出前報告　2010/6/23

　６月２３日、愛知大学（豊橋校舎）の「ボランティア活動論」の講義で、「伝えるネット」の活動について話す機会をいただき、豊橋・浜松・首都圏窓口のメンバーで出かけました。この講義をされている内藤さん（手しごと屋・代表）からのお誘いで、昨年度に引き続き２度目です。

「ボランティア活動論」なので、いつものようにＰＰスライドを使って、「水俣病事件」について説明するだけでなく、まず、「伝えるネット」というボランティアを始めるきっかけについて話しました。「水俣病事件」のあらましを説明したあと、昭和２０年に起きた新居町あさり貝中毒事件や、豊橋市や相模原市のごみ処理場の問題など、それぞれの地元の環境問題やその取り組みについても紹介し、公害や環境問題は「水俣」だけの問題ではないことも伝えました。そして、「水俣病特別措置法」や、現在、進められている一時金申請の説明会や手続き、愛知・岐阜・三重にも水俣病の被害者が暮らしていること、未だに名乗り出られない被害者がいることも話しました。

講義の最後に、これからの日本を担っていくみなさんへ、以下のお願いをしました。
・勇気を持って真実を知ること！
・時に真実が見えないことがある。
・人間の評価は、いかに、個人個人の責任をとれるかということにある。
仕事であれ、ボランティアであれ、それは同じこと。

約２５０人が受講していましたが、学生の多くは、ＰＰスライドを熱心に見入り、真剣に話を聞いていました。私たちの話をどのように受け止め、どう感じたのか、まだ、感想文を読んでいないのでわかりませんが、「水俣」から何かを考えたり、学んだりするきっかけになればと願っています。（浜松窓口　池谷）

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過去の記事

2009年12月掲載…2010年2月開催写真展「水俣の見た7人の写真家たち」